漫画「山羊座の友人」のあらすじと感想(ネタバレ有り)

今回は、漫画「山羊座の友人」のあらすじや感想(若干のネタバレ含む)を紹介をしていきます！

本作品「山羊座の友人」は天才ミステリー作家・乙一さんの短編小説を少年ジャンプの鬼才・ミヨカワ将さんの作画で漫画化した作品です。

高校生の淡く切ない青春を描いたミステリー作品であり、SF・ファンタジー要素も含んでいることから満足度の高い一冊となっています！

最後のどんでん返しと、読み終わった後は何とも言えない切なさに駆られるストーリーは、「さすが乙一ワールド！」という感想でした。

また1巻でまとめられているので非常に読みやすいのも魅力です。

乙一ファンである人も、そうでない人にもぜひオススメしたい一冊になります！

※作品を楽しむために事前情報なしで読むのをオススメします！

「山羊座の友人」のあらすじ

ここから先はネタバレを含みます。ネタバレを見たくない人はこちらをクリックし読み飛ばして下さい。

「山羊座の友人」の感想(ネタバレ有り)

ここから先は一部ネタバレを含みます。見たくない人はこちらをクリック。

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伏線回収の爽快感と切ない結末

友人である若槻ナオトとユウヤの逃亡劇は、たくさんの謎が明らかとなっていく爽快感を味わうことができます。

各登場人物の心理描写も繊細に描かれていて読み応えのある作品です。

あちこちに散りばめられた伏線が回収され最後に驚愕のどんでん返しが待っているのですが、それがあまりにも切ない、、、

秀逸な伏線回収と救いようがない結末であり、読み終わった後、爽快感と虚無感が残る何とも言えない気持ちになりました。

重い展開だがSF要素をとりこんでいるので読みやすい

いじめをテーマに取り扱っているため、全体的に重いストーリーとなっています。

とくにいじめシーンはかなり残酷な描写が多いです。

しかし、SF要素をうまく取り込んだことで良くも悪くも非現実的な設定なっているので読みやすい作品になっていると感じました。

絵が綺麗で読みやすい

読みやすいもう一つの理由として、絵が綺麗であることが挙げられます。

乙一さんの原作とミヨカワ将さんの絵がすごくマッチしていて良かったです。

登場人物の書き分けもうまく、女性キャラがかなり可愛いのがグッドです笑

特にユウヤの家の2階の、「風の通り道」の描写がとても綺麗でノスタルジックな印象を受けました。

ラストの描写もミヨカワ先生の絵がにより、切なく余韻の残る描写となっています。

山羊座の友人のまとめ

乙一さんらしさが出ている切ないミステリー作品でした。

絵や漫画の雰囲気もよく、重いテーマでありますが読みやすい作品となっていました。

SF要素もあり、ミステリー要素もあり、青春小説のような心地良さも持ち合わせている不思議な作品！

細かに散りばめられた伏線も、最後にはきっちり回収されるており、1巻完結とは思えない読み応えのある作品となっています！

気になった方は、ぜひ読んでみて下さい。

2人の高校生の逃亡劇を中心に、さまざまな謎が明らかとなっていく青春SFミステリー。前半から後半にかけてぐいぐい引き込まれる展開が面白かった。

いじめを取り扱っていることから少し重いテーマとなっています。残酷な描写もあるのでそういうのが苦手な人にはオススメしません。

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